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ツェップアンテナ。昔、JA6HW 角居さんとお会いし、今でいう自己出版の冊子やCDを拝見して、このアンテナに
興味をもっていました。
近年、ドイツでツェッペリン博物館へ行き、Zeppelin号の実物大の模型や歴史を
見て、ここに使っていたアンテナに、一層興味が沸きました。

ツェッペリン号は旅人を乗せて、日本にも立ち寄ったことがあるのはご存じの方も多いでしょう。
大きな飛行船の下側に、乗員、乗客のキャビンがあり、そこから短波帯の送受信アンテナを
後方に一点引っ掛けるだけで済むよう、キャビンに近いところに給電部があり、しかも1/2波長+スタブのある、本来のツェップアンテナで世界中に連絡を取っていたわけです。
Endgedzeppdrawing
元来のEnd-Fed Zepp エンドフェッド(ズ)は、終端給電、キャビンに近いところに給電点があり、この図では給電部から1/4波長x2のスタブに続いて、1/2波長のエレメントが付きます。
50Ωとなる点で同軸ケーブルに給電します。この図では、垂直部分のスタブマッチのフィーダー線
から電波は出ず、水平1/2波長(7MHz帯では20m+α)全長から輻射されます。
まともに、飛ぶ、聞ける理由は、ダイポールアンテナと同じですから、この1/2波長の長さが活きています。

EndfedMatchBoxDraw
最近ではフィーダー線の入手が難しいため(当店では別売中)、アンテナメーカーもこのスタブをL/Cのマッチング回路に替えて小型の防水ボックスに置き換えて、コンパクトさを謳っています。またエレメントの中間にチョークコイルを入れて1/2波長より実質短くなった商品が売れたことから、ときどき、ツェップアンテナは飛ばないという声を伺います。
また、製品によっては、マッチング回路を設けることで、ロスが生じ、あるいは熱になるなど、良否が分かれるところで、
このことで、ツェップアンテナは飛ばない、受信もよくない、と聞くと、少し残念です。

このように、マッチング回路が介在したアンテナは厳密には、Zeppelin号のツェップアンテナとは異なるため、ツェップライクアンテナ、当店では、ツェップ型アンテナ としております。

もう一点、お客様から寄せられた、ありがたい情報ですが、誤った情報が独り歩きしていましたので
ここに残しておきたいと思います。

1..「ツェップアンテナは、まっすぐ水平に張らないと飛ばない」
2.「ツェップアンテナは、2度以上折り曲げて張るとアンテナとは言えなくなる」

1. ツェップアンテナは、まっすぐ張るのは、斜めでも、水平でも、垂直でもツェップアンテナです。
輻射パターンは変わってきますし、水平に張れば、ダイポールと同じで、水平偏波に、釣り竿に垂直に張ると垂直偏波になるだけです。また、まっすぐに張れるスペースがなくても、「へ」の字、つまり、逆Vにして、屋根近くに給電部(ボックス)を
つり下げて、10m竿 を使って、中央をその先に結わえ、また下げて反対側にロープで引っ張るスタイルも海外ではよく見られます。
つまり、移動でも、旅館でも、ツェップ型アンテナは、窓の際に給電ボックスを吊るし、あとはエレメントのワイヤーの重さだけですから、木々やグラスポールを使うことができます。 移動時は重い同軸ケーブルも最小ですみ、1/2波長ダイポール、INVがカンタンに設置できるので、
即QRV、運用が可能です。重い給電部、バランは手前にすれば、大きなメリットが得られます。

2. これも誤解です。折り曲げれば輻射パターンは一直線では八の字指向性が得られるメリットはありますが、10m四方の土地があり、釣り竿や木柱、建屋をうまく利用すれば、7MHzのツエップアンテナなら、二階のシャック近くに給電ボックスを吊るし、そこから次のポール、また次のポールというように、次々にまげて1/2波長フルサイズのアンテナから効率よく送受信できるメリットがあります。下図は当店が代理店販売している LNR Precision(LNRプレシジョン)というアメリカで流行りのSOTAなど移動用アンテナ、無線機メーカーから発売されている ツェップ型アンテナEFシリーズ の具体的な展開図です。
LNREF17

これを見て一目瞭然、斜めでも、追っても、また上記のように、コの字にしても、四角にしても、ジグザグでも
1/2波長張れれば良いわけです。

CQJuneLNREFproducts

LNR プレシジョン製 ツエップ型アンテナの 一覧は こちら
ご注文は こちら へどうぞ。
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2017.01.27 Fri l ツエップ型アンテナ l コメント (2) トラックバック (0) l top

コメント

アンテナの折り曲げについて
こんにちは、初めまして。
群馬県で無線をやってます。

全長26mほどのツェップアンテナを自宅に設置を考えているのですが、敷地の関係から折り曲げが必要になります。
90度より狭い角度に曲げるとどんな影響がでるでしょうか?
2018.01.11 Thu l かずちゃん. URL l 編集
180度折り曲げたダイポールの場合、見かけは1/4波長と半分になりますが、平行する部分の輻射は理論的には打ち消す方向になり、ゲインや輻射パターン、もちろん給電インピーダンスも変わって参ります。
ご質問は90度前後であり、輻射パターンは変わってきますが一度折り曲げた程度で大きくゲインが落ちませんので、ジグザグでもコの字型でも個人的には問題ない、むしろ敷地が限られている状態であっても、ロスが少なくQRVできるメリット、ツエップの終端部給電のメリットを得ることのメリットは大だと思うのですがいかがでしょう。
2018.01.11 Thu l アンテナ1. URL l 編集

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