http://maimusen.blog.fc2.com/blog-entry-446.html?spに、以前ご紹介したイギリス発祥の
アンテナ。古くからG5RVを始め、イギリスにはユニークな
アンテナが、結構あります。
この
コブウェブアンテナはCobweb 蜘蛛の巣
アンテナ。
何のこと?何のこっちゃ?と展示会で。
イギリス、ドイツの展示会では時々見かけた
アンテナですが、
アメリカのMFJから本格的に製品化しました。
上記のリンクに写真がありますのでご覧いただくとして、
もう少し補足、簡単にご紹介しましょう。
コブウェブは、
○ HFのマルチバンドダイポール
アンテナ。手続きを経て製品化したのは人気のコンパクトな20m-6m(14/18/21/24/28/50MHz)のMFJ-1836(H), 世界初の40-6m(7/10/14/18/21/24/28/50MHz
帯)何と8バンドをカバーするMFJ-1838の2種類、3品目あります。
ワイヤーダイポールを正方形に曲げ、マルチバンドを特製のマッチングボックスで給電。給電は同軸ケーブル一本でほぼ無調整で各バンドの多くの帯域をカバー。
○ 珍しい水平無指向性アンテナ。
無指向性と言えばバーチカルアンテナやGPと言われるが、皆垂直偏波。コブウェブはHFから50までに適した、全てのバンドで水平無指向性なのです。ノイズが少ない。拾いにくくなります。
○ 交差するバイブは全て肉厚のグラスファイバーチューブを採用。普通の塗料、ペンキを塗ると水性でも耐候性、耐久性が高まるのでお勧めです。
エレメントはワイヤーだから軽い。特有のマッチングボックス付き。ビーズフェライトビーズバラン付き。
用意するのは同軸ケーブルと工具くらいです。組み立ては慣れれば15分。
○ 上から見ると、一番外側が一番低い周波数のエレメントを四角く巻き、順に内側に巻く。一番内側は6mのエレメントになります。
○ このアンテナは、ダイポールを折り曲げだだけなので、
もちろん、フルサイズだからトラップレス(無し)、コイルレス。トラップコイルの損失が無い。
○ ダイポールを正方形に曲がるから、ダイポールのスペースの4分の1しかなく、HFアンテナを諦めていた方や、トラップコイルで短くして効率を多少犠牲にしてきた方には、14MHZで一辺わずか2.7mでフルサイズと納得の行くスペックになります。
トラップコイルから解放され、移動に、ベランダにマルチバンドで効果的なアンテナならコブウェブはオススメです。
ワイヤーだから、風の影響を和らげ、アルミパイプより軽く、下から目立ちにくいというメリットもあります。
国内ではラジオパーツジャパン本店でどうぞ。